夏に増える脳梗塞ー水分補給で血栓予防

夏に脳梗塞が増える原因が脱水です。暑さでたくさん汗をかくと、血液がドロドロになり血栓ができやすくなります。脱水による血圧低下も脳への血流を滞らせます。
脳梗塞を発見するサインとして気を付けたいのは「顔」「手」「口(言葉)」の症状です。
Face:顔の片側が下がってゆがむ
Arm:片方の腕(手)に力が入らない
Speech:言葉のろれつがまわらない
Time:発症時刻
脳梗塞の兆しとして「FAST」と覚えておくといいでしょう。
特に高齢者はのどの渇きを感じにくく、脱水に陥りやすいのです。夜間のトイレを避けようと、水分摂取を控える傾向もあります。夏の脳梗塞を防ぐには、こまめな水分補給が大切です。夏は日中はもちろん、就寝中にも汗をかくので、寝る前や起床後にも水分を取る習慣をつけてください。
(マイタウン H.30年8月合併号掲載)

Column
百合ヶ丘 いしだクリニック-川崎市麻生区の脳神経外科・頭痛外来・内科